卵のこと。
おいしい卵って何でしょう?
やっぱり味が濃い卵がおいしい卵って言うんでしょうか?
卵の殻の色や黄身の色もおいしそうに見える一つの基準だったりしますよね。
卵の殻の色や黄身の色は飼料や血統で変わるんです。
特に黄身の色は飼料のカロテンの色です。
輸入トウモロコシをたくさん食べると濃い色になり濃い味になります。
お米をたくさん食べさせると黄身の色は白くなります。
「黄身が箸でもつまめる!」
な〜んてのも、よく聞きますが、健康な鶏の黄身の膜はたしかに強いのですが、木酢液なんか入った飼料を食べると、箸でつまめる黄身になったりします。
おいしい卵は飼料と育て方次第なんですよね。
ん、当たり前の事を言ってる。
なんて思いました?
ですよね…
では、お詫びに卵の事を少し書きますね。
今の養鶏場はいろいろとコストダウンをする為にエサや採卵が自動になったりしています。
単位面積の飼養数を多く出来るので効率化にもなったりします。
ウインドウレス鶏舎で60cm×40cmのケージの中に7羽ほどが入り鶏達が過ごしています。
身動きが取りにくくて、窓が無いのでストレスが溜まりやすく、鶏同士がつつき合うのでくちばしの先を切ります。
(日本は卵を生で食べるので衛生面でケージ飼いが推奨されていて鶏インフルエンザのリスクも少ないと言われています。)
今や日本の98%がケージです。
ちなみにEUではケージは禁止されています。
ケージ飼い以外ですと、平飼いがあります。
昔のイメージですときっとこちらですよね。
平飼いは開放された鶏舎で鶏達が自由に歩き回り、土をつついたりして鶏達が生活しています。
アニマルウェルフェアでは、動物の本来の行動などを妨げてはいけないので、鶏達は土をつつき、飛んだり、木に乗り足で木をぎゅーっとつかむといった事が出来る環境を整えてあげなければいけません。
ストレスが無く生活している鶏の卵が一番おいしいのかな…
な〜んて思ったりしました。
鈴木養鶏場さんの平飼いたまごです。
静岡にも、こういう卵があるんですよね。
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